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ウィークリープランニング・1年=52週間

2007年も早いもので残り2週間になった。今年も1年を振り返り、1月に考えた「今年の目標」に対して何がどこまでできたのかと、ちょっと考える季節だ。
自分の場合はあまり先のことまで考えない性格のせいか、年間計画みたいなものはあまり立てたことがない。
普段は「フランクリン・プランナー」を使って、こんな感じで行動計画のようなものを立てていく。まず基本的に自分の中で仕事・プライベート関係なく、何を優先するのかという順位付けをする。これは何年かに一度見返すようなもの。何はさておき家族は全てに優先、みたいな感じで。
でそれがベースにあって、次に毎月の行動計画を立てる。月の最初にその月に何をどこまでやるかをリストアップする。それを具体的にデイリーのページに To doリストにして落とし込んでいくという感じだ。

月計画→デイリー計画という「チャンクダウン」の作業の中で、自分の中で今ひとつ中途半端なのが「週」単位の計画だ。一応フランクリンプランナーには「ウィークリーコンパス」というのがあって、しおりの中に挟んで毎日目に入るようになっている。ただ、これは元々できあがってきたフランクリンシステムの中に、「7つの習慣」を扱っていた他社との合併に伴って「7つの習慣」のレビューを週ごとにやる、というのが後付けで入ってきたものなので、どうしても「とってつけたような」感じだ。一応ユーザーズガイドには、「週ごとに計画を立てるのがいい」などと書いてあるが、システムはそうなっていない。

そして、最近感じるのは、月ごとよりも週ごとの方が、行動計画や目標管理をしやすいんじゃないか、ということだ。会社のリズムというのは月に1度の会議がけっこう多いことからもわかるように、基本的に月単位でリズムができている。一方自分個人は日々のTo doリストで管理をして、日々のもろもろのことに追われている。週単位はその中間だ。

1.週単位で管理することのメリット

1) 適度な「遊び」があり、遅れたときに挽回しやすい
基本的に計画は時としてずれ込むものだ。それを挽回してスケジュールにのせていくには、週を単位にするのがちょうどよい。
月だと取り返しがつかないところまで遅れるし、逆に余裕ができたときも前倒しで計画を立てることができる。

2)自分のノルマを設定しやすい
「週○回、××をやる」という感じで自分に対する約束事を作るのには週単位がいいようだ。
1度できなくても数日間挽回のチャンスがある。これが1ヶ月あると 長すぎる。自分の場合は、今「週に2回、スポーツクラブに行く」、「週に2回ブログを更新する」、「週に英単語をテキスト20ユニット分覚える」の3つがノルマで、何とか予定通り進んでいる。

3)日曜日の夜にゆっくり作戦を立てられる
前の週のレビューをして、翌週何をするか。これを日曜の夜にリラックスして考えることが出来る。

2.デメリット

1)サイクルが短いので、追い立てられている感じがする
月単位でリズムができると、何となくゆっくりする週があったりするものだが、そうしたゆとり感はなくなるだろう。もっともその後でよりひどい目にあうことを防ぐことになるんだろうけど。

2)デイリーの計画にきちんと落とし込まないと毎週To doリストにのったままどんどん先送りされる。
結局人間というのははさぼるものなので、きっちりと毎日のアクションリストに落とし込むことは必要だろう。それを管理し、コントロールするのが週単位の管理ということになる。

ということで、今後は週単位のレビューにもう少し力を入れたいと思う。週のプランをきっちり立てて、それをデイリーのプランに落とし、1週間の中で修正して追いついていく。そんなイメージだろうか。
発想の転換として、1年=12ヶ月ではなく、1年=52週という意識を持ちたい。
そういえば海外の手帳には必ず第○○週、って書いてあるなあ。今までは意味ないと思っていたけど、欧米の人の行動単位は週なんだろうか。自分の会社にいる外国人が、金曜日の午後になると子供のようにウキウキしているのはその表れかも。

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