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10月10日は晴れの特異日

今日、来年の手帳(海外版)に日本の祝日シールを貼っていて思い出したので書いておきます。

10月10日は、毎年晴れが多い「特異日」だ、という話。このため東京オリンピックの開会式に選ばれて「体育の日」になった、という話。これ、全くの思い込みだった・・・

周囲の人に聞いてみると皆そう思っていたので、自分だけではないようだ。

過去30年を調べてみると、雨が降らなかった回数は10月9日が17回、10日が19回、11日が14回なので、別に10日が突出しているわけではない。また東京オリンピック以前のデータだと、昭和34年の気象学ハンドブックで、10月で晴れる確率が高いのは10月14日、となっている。なので、10日は特異日でも何でもなかったのだ。

ちなみに晴れの特異日というのは他に何日かあって、1月16日、3月14日、6月1日、11月3日などだそうだ。なぜ特異日が発生するか、については諸説あるらしいが単純に「群発生」、つまりサンプル数がたくさんあれば平均になるが(サイコロの目の確率は6分の1)、そこまで数がそろう前だとたまたま結果に偏りがある、という説が一番もっともらしいように思う。

あと「センター試験、成人式の日は雪」という説もあるが、これは単にニュースになったのが印象に残っているだけで、別にその日が多いというわけではないそうだ。人間の脳なんていいかげんなものだ。

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